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歌姫 (中森明菜のアルバム) : ミニ英和和英辞書
歌姫 (中森明菜のアルバム)[うたひめ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うた]
 【名詞】 1. song 2. poetry 
歌姫 : [うたひめ]
 【名詞】 1. songstress 
: [ひめ]
 【名詞】 1. princess 2. young lady of noble birth 
: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [もり]
 【名詞】 1. forest 
: [さい, な]
 【名詞】 1. greens 2. vegetables 

歌姫 (中森明菜のアルバム) : ウィキペディア日本語版
歌姫 (中森明菜のアルバム)[うたひめ]

歌姫』(うたひめ)は、日本歌手中森明菜の1枚目のカバー・アルバム。このアルバムは1994年3月24日にMCAビクターよりリリースされた (CD: MVCD-12, CT: MVTD-6)。2002年12月4日には『歌姫〈スペシャル・エディション〉』としてユニバーサルJから再発売された。
== 背景 ==
『歌姫』は、中森にとって初のカバー・アルバム作品となった〔〔。このアルバムは1994年3月24日にCD (MVCD-12)とCT (MVTD-6)の2形態で同時発売された。本作のエグゼクティブ・プロデュースとプロデュースは、スタジオ・アルバムUNBALANCE+BALANCE』に続き飯田久彦川原伸司、中森が務めた〔。このアルバムのキャッチ・フレーズは「好きな歌だけ歌っていたい…」である〔。本作のために、数百曲の候補から8か月かけて9曲に絞り込み、1960年代から1970年代の楽曲を中心に選曲された。千住明率いる総勢50名からなるフル・オーケストラでの同時録音で収録され、ストリングス・アレンジが起用された〔〔〔。このアルバムのディスクジャケットのデザインでは駄菓子を取り入れた〔。この理由について中森は、穏やかで、幼少の頃を思い起させる気持ちを表現するためと説明している〔。また、このジャケットに書かれた"歌姫"の題字は、井上陽水が手掛けた。
このアルバムの制作経緯についてエグゼクティブ・プロデューサーの川原は、前アルバムのジャケットのミーティング時、次回はもう少し肩の力を抜いた作品を作ろうかといった提案から、これまで制作していなかったカバー・アルバムの話題に転じたという〔。かつて中森がカラオケ杏里の「オリビアを聴きながら」などを歌唱する姿を見た川原は、歌を自身のものとして引き寄せる中森の力量を感じていたという〔。そこで、当初は気軽に取り組んでもらいたいと考えていたと明かしている〔。しかし、本作でカバーした歌は既に確固たるスタイルを持っていたため、その上で新たに歌唱するということは、その分精神力を多く費やす作業でもあったとして、オリジナル制作とは異なる難しさがあり、容易ではなかったと川原は振り返っている〔。また、オリジナルを上回ろうといった意図ではなく、中森が歌い継ぐことによって、後世に楽曲が残されていくことが出来ればとの思いを語っている〔。さらに川原は、このアルバムは、ハリー・ニルソンの『夜のシュミルソン』や、ちあきなおみの『すたんだーど・なんばー』を意識して作られたことを明かしている。
中森は、レコーディングでは自然に自身を表現するように心掛けたと述べている〔。さらに、このアルバムでカバーした楽曲のオリジナルをあえて聴き込むことはしなかったと振り返っている〔。「そうすると、ブレスの位置まで元の歌手の人の感覚が自分に乗り移ってしまう」とこの理由について述べている〔。
ミュージック・マガジン』のインタビューで中森は、カバーした楽曲について語った〔〔。「私は風」については、カルメン・マキの印象よりも、中森の姉の長女が、ピアノを弾きながら毎日のように歌っていた歌い方のイメージを強く持っていると明かした〔〔。この「私は風」は、プロデューサーとしての中森自らが選んだ楽曲であったという〔〔。「魔法の鏡」については、最終的に詞から最もリアリティが沸くものをというマネージャーの提案により決定したという〔〔。「思秋期」については、中森の母親から歌の基礎を教えられていた幼少の頃、難易度の高い歌で歌えなかったというエピソードも明かしている〔〔。
1994年12月には、本作を引っ提げたスペシャル・ライブ歌姫 パルコ劇場ライブを開催した〔。
2002年12月には、『歌姫〈スペシャル・エディション〉』として本作は再発売された〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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